アウディ・A3の中古車が熱い!歴代モデル総まとめ!
アウディA3はドイツの高級自動車メーカーであるアウディが製造するコンパクトハッチバックならびにセダンである。アウディの歴史はこちら
A3はそのサイズ感から使い勝手の良さは抜群でありおまけに品まである。そんなA3の歴代モデルの性能や価格さらには買う時に気をつけることなど中古車選びの参考にしていただけると嬉しいです。
プラットフォームやさまざまな部品をフォルクスワーゲンゴルフと共有している姉妹車。プラットフォームとは自動車の骨格となる部分で車の剛性や運転性能を高めるための大切な部分である。
日々の日常使いにはとても実用的なサイズ感であり、女性が乗ってもかっこ良くアクティブに使え生活の幅を広げてくれる1台であることは間違いない。
スポーツモデルにはSシリーズとRSシリーズがある。
Sシリーズはベースモデルにハイパワーエンジンを搭載しスポーティーなモデルへと仕上がっているモデルであり、それをさらにハイパフォーマンスカーにチューニングしたのがRSである。
新車価格もベースモデルとSやRSでは倍違う場合もありそれだけ性能面での違いもあることがわかる。
初代 A3 1996年〜2003年

初代モデルは小さな高級車がコンセプトであり、1996年に発売された。アウディはアウディ独自の4輪駆動システムであるクワトロを活かすために前輪駆動車にもエンジンを縦置きに設置していたが、このA3では横置きのエンジンレイアウトとなった。
モデル・グレード |
A3 1.8 |
A3 1.8T |
A3 1.8 クワトロ |
S3 |
排気量 (cc) |
1780cc |
1780cc |
1780cc |
1780cc |
エンジン |
直列4気筒DOHC |
直列4気筒DOHCIC ターボ |
直列4気筒DOHCIC ターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
最高出力 (ps/rpm) |
125PS/6000rpm |
180PS/5500rpm |
150PS/5700rpm |
225PS/5900rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
17.3kgm/4200rpm |
24.0kgm/1950-5000rpm |
21.4kgm/1750rpm |
28.5kgm/2200-5500rpm |
ミッション |
4AT |
5AT |
5MT |
6MT |
駆動輪 |
FF |
FF |
フルタイム4WD |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 |
4150×1735×1420mm |
4150×1735×1420mm |
4150×1735×1420mm |
4150×1765×1400mm |
燃費 |
11.6km/L |
10.6km/L |
11.6km/L |
11.6km/L |
2000年にはマイナーチェンジを受け5ドアモデルが加わった。

モデル・グレード |
A3 アトラクション |
A3 2.0FSI |
A3 3.2 クアトロ |
排気量 (cc) |
1595cc |
1984cc |
3188cc |
エンジン |
直列4気筒SOHC |
直列4気筒DOHC |
V6 DOHC |
最高出力 (ps/rpm) |
102PS/5600rpm |
150PS/6000rpm |
250PS/6300rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
15.1kgm/3800rpm |
20.4kgm/3500rpm |
32.6kgm/2500-3000rpm |
ミッション |
6AT |
6AT |
6AT |
駆動輪 |
FF |
FF |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 |
4215×1765×1430mm |
4215×1765×1430mm |
4215×1765×1415mm |
燃費 |
12.4km/L |
11.6km/L |
9.7km/L |
中古車相場 20万〜150万 2019年1月調べ
初代のモデルともなるとさすがに安く手に入るが、国産車に比べて部品が高いので修理が必要になった時にはお金がかかることは念頭に入れておいたほうがいいと思う。
しかしマニュアル設定もあるため輸入車をマニュアルで遊んでみたい方には楽しいかもしれない。
特にS3は200馬力以上あり、この時代は今ほど電子制御がないので素の車のドライビングフィールを味わえるホットハッチかもしれない。
2代目 A3 2003年〜2012年

モデル・グレード |
A3 スポーツバック アトラクション |
A3 スポーツバック 1.8TFSI |
A3 スポーツバック2.0FSI |
A3 スポーツバック 2.0TFSI |
A3 スポーツバック3.2クワトロ |
排気量 (cc) |
1595cc |
1798cc |
1984cc |
1984cc |
3188cc |
エンジン |
直列4気筒SOHC |
直列4気筒DOHC |
直列4気筒DOHC |
直列4気筒DOHC |
V型6気筒DOHC |
最高出力 (ps/rpm) |
102PS/5600rpm |
160PS/5000-6200rpm |
150PS/6000rpm |
200PS/5100-6000rpm |
250PS/6300rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
15.1kgm/3800rpm |
25.5kgm/1500-4200rpm |
20.4kgm/3500rpm |
28.5kgm/1800-5000rpm |
32.6kgm/2500-3000rpm |
ミッション |
6AT |
6AT |
6AT |
6AT |
6AT |
駆動輪 |
FF |
FF |
FF |
FF |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 |
4285×1765×1430mm |
4285×1765×1430mm |
4285×1765×1430mm |
4285×1765×1430 |
4285×1765×1415mm |
燃費 |
12.2km/L |
13.0km/L |
12.6km/L |
12.4km/L |
10.2km/L |
2代目モデルは2003年から発売され、またもプラットフォームをフォルクスワーゲンのゴルフと共有した。
発売当初は3ドアモデルのみだったが2004年に5ドアのスポーツバックを追加し後部座席の乗り降りのしやすさや利便性が向上した。
ラゲッジスペースも後席が分割して倒れるようになっており、倒せば最大で1120リットルもの容量がある。クワトロタイプはそれより容量が少ない。

モデル・グレード |
A3 スポーツバック1.4TFSI |
A3 スポーツバック1.8TFSI |
A3 スポーツバック2.0クアトロ |
S3 スポーツバック |
排気量 (cc) |
1389cc |
1798cc |
1984cc |
1984cc |
エンジン |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
最高出力 (ps/rpm) |
125PS/5000rpm |
160PS/4500-6200rpm |
200PS/5100-6000rpm |
256PS/6000rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
20.4kgm/1500-4000rpm |
25.5kgm/1500-4500rpm |
28.6kgm/1700-5000rpm |
33.7kgm/2400-5200rpm |
ミッション |
7AT |
7AT |
6AT |
6AT |
駆動輪 |
FF |
FF |
フルタイム4WD |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 |
4290×1765×1430mm |
4290×1765×1430mm |
4290×1765×1465mm |
4300×1765×1450mm |
燃費 |
16.6km/L |
14.2km/L |
12.2km/L |
10.4km/L |
中古車相場 14万〜218万円 2019年1月調べ
2代目モデルは割と手頃な価格帯からあり2012年まで生産されていたことを考えればそんなに古い感じがするわけではない。
中古車を買う時に注意したほうがいいのは、車検整備の内容は納車時にやってくれるところが多いが、タイミングベルトやオルターネーターは10万キロくらいで交換になるため、走行距離が多い車両を検討してる時は整備記録がある車両を買ったほうが安心だろう。
オルターネーターとは車のバッテリーを走行中に充電してくれる発電機のことで、これが壊れてしまっているとバッテリーの力のみで車両を動かさなくてはならないため、すぐにバッテリーが上がってしまうなどといったことが起こる。
またタイミングベルトはエンジンの中にあるベルトでだいたい10万キロで交換であるため10万キロ近く走っている車両を購入する時はタイミングベルトを換えるつもりで購入したほうが賢明だと思う。もちろん整備記録があって交換してあればそれが良いのだが。
しかしオルターネーターとタイミングベルトはパッとみではわからないため正直運的なところがある。なので詳しい整備士さんとかに聞いてみるのが良いと思う。
3代目 A3 2012年〜

アウディ・A3の中古車が熱い!歴代モデル総まとめ!
モデル・グレード |
A3 スポーツバック 1.4TFSI |
A3 スポーツバック 1.4TFSI シリンダーオンデマンド |
A3 スポーツバック1.8TFSI クワトロ |
S3 |
RS3 |
排気量 (cc) |
1394cc |
1394cc |
1798cc |
1984cc |
2480cc |
エンジン |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列5気筒DOHCICターボ |
最高出力 (ps/rpm) |
122PS/5000-6000rpm |
140PS/4500-6000rpm |
180PS/4500-6200rpm |
285PS/5300-6200rpm |
367PS/5500-6800rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
20.4kgm/1400-4000rpm |
25.5kgm/1500-3500rpm |
28.6kgm/1350-4500rpm |
38.8kgm/1800-5200rpm |
47.4kgm/1625-5550rpm |
ミッション |
7AT |
7AT |
6AT |
6AT |
7AT |
駆動輪 |
FF |
FF |
フルタイム4WD |
フルタイム4WD |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 |
4325×1785×1450mm |
4325×1785×1435mm |
4325×1785×1435mm |
4335×1785×1440mm |
4345×1800×1440mm |
燃費 |
19.5km/L |
20.0km/L |
14.8km/L |
14.4km/L |
13.1km/L |
3代目はスイスのジュネーブモーターショーによって発表され、サイドブレーキが電磁化されるなどさまざまな変化を遂げ、ホイールベースが延長されたことによって後部座席が広くなり、より一層使い勝手が向上した。
プラットフォームにはまたもフォルクスワーゲン・ゴルフと共有となるMQBプラットフォームが採用された。
2014年には4ドアセダンが追加され、日本初のWi-Fi搭載車となった。

モデル・グレード |
A3 スポーツバック1.4TFSI |
A3スポーツバック 2.0 TFSI クワトロ |
A3 スポーツバック30TFSI |
A3 スポーツバック 40TFSIクワトロ |
S3 スポーツバック |
RS3 スポーツバック |
排気量 (cc) |
1394cc |
1984cc |
1394cc |
1984cc |
1984cc |
2480cc |
エンジン |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
直列5気筒DOHCICターボ |
最高出力 (ps/rpm) |
122PS/5000-6000rpm |
190PS/4180-6000rpm |
122PS/5000-6000rpm |
190PS/4180-6000rpm |
290PS/5400-6500rpm |
400PS/5850-7000rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
20.4kgm/1400-4000rpm |
32.6kgm/1500-4180rpm |
20.4kgm/1400-4000rpm |
32.6kgm/1500-4180rpm |
38.8kgm/1850-5300rpm |
48.9kgm/1700-5850rpm |
ミッション |
7AT |
7AT |
7AT |
7AT |
7AT |
7AT |
駆動輪 |
FF |
フルタイム4WD |
FF |
フルタイム4WD |
フルタイム4WD |
フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 |
4325×1785×1465mm |
4325×1785×1465mm |
4325×1785×1450mm |
4325×1785×1450mm |
4335×1785×1440mm |
4335×1800×1440mm |
燃費 |
19.5km/L |
16.0km/L |
19.5km/L |
16.0km/L |
14.7km/L |
11.0km/L |
中古車相場 115万〜765万円 2019年1月調べ
現行モデルのA3が前期型なら100万円代で買えるのはアウディのコスパ最強車両でも紹介したように非常に魅力的だ。
特に1.4リッターNOシリンダーオンデマンはリッター20キロとハイオクのガソリン車ではトップクラスの燃費を誇る。
輸入車でリッター20キロ近い車両はディーゼルエンジン車ならメルセデス・ベンツやBMWであるが、ガソリン車ではハイブリットでもない限りなかなかないと思うので、経済的な車両として良い選択肢になると思う。経済的で使い勝手のいい大きさでありながらカッコイイ。すごいね君。
また驚くのは後期型のRS3が2.5リッターで400馬力を発するというところだ。
400馬力がどれぐらいかというとアウディのフラグシップモデルであるR8の初期モデルで420馬力だったことを考えると、スーパーカーのような馬力をハッチバックまたはコンパクトセダンが発してしまうというのは驚きである。
この大きさの車両では業界最高レベルのパワーである。
そんなパフォーマンスカーのため中古車でも決して安くはないが、レースで培ったその性能を体感したくなってしまう。買えないけど。。。
これらのことをふまえてA3には経済的なモデルからその正反対のハイパフォーマンスカーまであり非常に多くの人が自分にあったA3を選ぶことができるようになっているため、自分の好みにあったA3がこの記事を通して見つかったら嬉しいです。
もちろん他の自動車メーカーにも素晴らしい車両はたくさんありますが、今回はA3に絞って紹介させていただきました。完全に僕の独断と偏見が入った意見なので参考程度に見てもらえたらと思います。
*諸元表はすべてのモデルを網羅しているわけではないので参考までに。