アウディ・A1の中古車がおすすめな理由とは?
アウディ・A1
アウディ・A1はドイツの高級車メーカーであるAudiが製造する車であり、アウディのラインナップの中でも1番小さいモデルである。
『アーバンエゴイスト』という自分の価値観を大切にする、高い審美眼を持つユーザーをコンセプトにしており、モダンで都会的な外観からプレミアムコンパクトカーとしての地位を確立している。
競合他者メーカーにはメルセデス・ベンツのAクラスやBMWの1シリーズなどがある。
プラットフォームにはフォルクスワーゲン・ポロと共有のA05というものが使われており、多くのメカニズムを共有している。プラットフォームとは自動車の中の骨格となる部分で走行性能や自動車の剛性に大きく関わる大切な部分である。
ボディータイプは3ドアと5ドアのスポーツバックの2種類があり、アウディを購入する層は基本的に富裕層が多く若者が少なかったことを受け、若者を取り入れようという動きから若年層をターゲットにしたモデルとなっている。
またアウディに乗ってない人で購入を検討している人や、女性でも乗れるコンパクトなサイズ感のため最初に乗るアウディとして初めてアウディに乗るキッカケとなるエントリーモデルとしての役割も担っている。
エクステリアはパッと見ただけでアウディとわかる『シングルフレームグリル』と言われるものを採用し、エントリーモデルでありながらしっかりとアウディのアイデンティティを受け継いでいる外観となっている。
また初代A1の車両重量の軽さはクラストップレベルである。それによって本来の馬力以上のパワーを感じさせる車両へと仕上がっている。
私自身、女性の方にアウディ・A1の5ドアモデルのスポーツバックの買い付けを依頼されたことがあり、買い付けて納車するタイミングで運転する機会があったのだが、アウディのエントリーモデルとは思えないほどしっかりとした走りをしていて、高速での安定性は最小モデルではないかのような安定性と操舵性の安心感があった車両であったことを強く覚えている。
また5ドアのスポーツバックは3ドアのA1と比較しても足回りの感じがよりスポーティーに感じられたので走りを楽しみたいと思う方や後ろに人を乗せる機会がある方は5ドアであるスポーツバックの方が利便性が高いように思った。

モデル・グレード | A1 1.4TFSI |
排気量 (cc) | 1389cc |
エンジン | 直列4気筒DOHCICターボ |
最高出力 (ps/rpm) | 122PS/5000rpm |
最大トルク (kgm/rpm) | 20.4kgm/1500-4000rpm |
ミッション | 7速Sトロニック |
駆動輪 | FF |
全長×全幅×全高 | 3970×1740×1425mm |
モデル | A1 1.4TFSI シリンダーオンデマンド |
排気量 | 1394cc |
エンジン | 直列4気筒DOHCICターボ |
最高出力 | 140PS/4500-6000rpm |
最大トルク | 25.5kgm/1500-3500rpm |
ミッション | 7速Sトロニック |
駆動輪 | FF |
全長×全幅×全高 | 3970×1740×1425mm |
2015年 マイナーチェンジ
2015年のマイナーチェンジでは内外装の多少の変更と新たに3気筒の1リッターエンジンがラインナップに加わった。

モデル・グレード |
A1 1.0TFSI |
A1 1.4TFSI シリンダーオンデマンド |
排気量 (cc) |
999cc |
1394cc |
エンジン |
直列3気筒DOHCICターボ |
直列4気筒DOHCICターボ |
最高出力 (ps/rpm) |
95PS/5000-5500rpm |
150PS/5000-6000rpm |
最大トルク (kgm/rpm) |
16.3kgm/1500-3500rpm |
25.4kgm/1500-3500rpm |
ミッション |
7速Sトロニック |
7速Sトロニック |
駆動輪 |
FF |
FF |
全長×全幅×全高 |
3985×1740×1425mm |
3985×1740×1425mm |
中古車相場 A1 58万〜238万円
A1スポーツバック 70万〜300万円 2019年1月調べ
新車価格 249万〜349万円
中古車相場も100万円台の車両が多く、オプションもついていることを考えると割と高年式で良い車両にめぐりあえるのではないかと思う。
輸入車は新車の価格に加えてオプションの価格が高いので、見積もりを取ると意外と高くなってしまうことがある。
現行モデルを買うなら新車がいいと思っていても中古車がお買い得であることが多いので頭に入れておこう。
また大きさ的にも非常にコンパクトであるため東京のような狭い道路でも気を使わずに運転できるモデルだと思います。
アウディ・S1

モデル・グレード | アウディ・S1 |
排気量 (cc) | 1984cc |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
最高出力 (ps/rpm) | 231PS/6000rpm |
最大トルク (kgm/rpm) | 37.8kgm/1600-3000rpm |
ミッション | 6MT |
駆動輪 | フルタイム4WD |
全長×全幅×全高 | 3990×1740×1425mm |
中古車相場 S1 208万〜368万円
S1 スポーツバック267万〜358万円 2019年1月調べ
アウディ・S1はアウディ・A1の上位グレードであり、2014年に発表された。
アウディのスポーツモデルを意味する『Sシリーズ』のエントリーモデルとして発売された。
アウディはモータースポーツにも非常に力を入れており、レースは実験場と考えアウディの市販車に技術を積極的にフィードバックしているので、エントリーモデルであるS1でもその技術を体験できると思うとワクワクしますね。
S1の名前はアウディの1980年代のWRC(世界ラリー選手権)で活躍した伝説のラリーカーである『Audi S1』の名を受け継いでいる。
2016年の世界ラリークロス選手権ではアウディ・S1を元に製造した車両でチャンピョンに輝いている。
S1はアウディの中でも最小のA1に2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し最高出力231馬力、最大トルク37.8kgmを発生するA1の高性能モデルである。
FFベース(フロントエンジン・フロント駆動)の車両にアウディの四輪駆動システムであるクワトロに6MT(6速マニュアル)を組み合わせ、車両重量も1300kg台であることからかなりスポーティーな走りを実現している。
スーパーカーとは違ったスポーティーさを感じれる日常でかなりキビキビ走る車であり日本の狭い道路でも楽しめる1台である所は間違いない。
まさにコンパクトホットハッチと言われるにふさわしい1台だと思う。
ただマニュアル仕様の車しかないため、家族みんなでワイワイ運転する車というよりは趣味性の強い車だと思う。
また日本では導入されなかったが海外で高評価を得た『A1・クワトロ』というモデルもあり、A1の小さいボディーに最高出力252馬力を発生させる直列4気筒エンジンを搭載した4輪駆動モデルもある。
そして2018年のパリモーターショーではモデルチェンジされ2代目となったA1が発表されたので順次日本にも新しいモデルやグレードがラインナップに加わっていくと思います。
進化したA1がどんなものなのか楽しみである。
*諸元表はすべてのモデルを網羅しているわけではないので参考までに