ランボルギーニ・ガヤルドとAudi・R8|実は姉妹車!?
実はアウディR8 とランボルギーニ ・ガヤルドは姉妹車であり、エンジンからボディーまで様々な部品を共有している。
現行モデルのAudi R8はガヤルドの後継車であるランボルギーニ・ウラカンと部品などを共有している。
ランボルギーニ・ガヤルドのシャシーはドイツのネッカーズルムのアウディ工場で作られ、サンターガタ・ボロニューゼにあるランボルギーニ工場で完成品に組み立てられた。
それを可能にするのは両者がフォルクスワーゲングループに属しているからであり、他者メーカからしたら羨ましい共演である。
他のメーカーでもフェラーリとマセラティのクワトロポルテのエンジン共有などといた贅沢な共演がある。
フォルクスワーゲン・グループの部品の共有は色々な車種でしており、プラットフォームという車体の骨格も共有している。
例えばAudi A3、Audi TT、ワーゲン ゴルフは同じプラットホームお使っており、
Audi A4とPorsche マカンもプラットフォームを共有している。しかし骨格となる部分を共有しても全く違う見た目の車に仕上がるのだからすごい。
そしてエンジンまでもグループ内で共有している物もあるのだから驚く。
そうすることでグループ全体の利益率の向上につながるのだろうけど。
同じ骨格に同じエンジンで外装が違うだけの車も当然ある。しかしエンジンの味付けも車種によって馬力なども少し変えているため顧客が同じものだと思うことはまずない。
こうして聞くとなんだかつまらない様に感じてしまうがそんなことはない。
フォルクスワーゲンは一般大衆車なのにも関わらず高級車とプラットフォームを共有することでかなり剛性のしっかりした車だという印象を受け、高速道路での安定感もあり大衆車としては非常に良くできている。
ゴルフRなんかはまさに羊の皮を被った狼といった感じだ。
日本ではワーゲンは日本車よりも高級車と思っている人も居るかもしれないが、カテゴリーとしてはトヨタや日産と何ら変わりないのである。
しかし日本での販売価格は外国で売っているよりも高いため、日本車よりもちょっと高級に感じてしまうのだろう。
そして数々の部品を共有しているワーゲングループの最強コラボがフォルクスワーゲングループの高級車の頂点と言っても過言ではないランボルギーニとAudi R8が姉妹車ということなのだろう。
私自身、初めてアウディR8に触れさせていただく機会があった時にエンジンを拝見して、ランボルギーニとフォルクスワーゲンの刻印がエンジンに刻まれていたのを見たことを今でも鮮明に覚えている。
その時は何でフォルクスワーゲンのマークが刻印されているのか不思議だったが、後になってAudiとランボルギーニがフォルクスワーゲングループの傘下といることを知り納得した。
そして自然吸気エンジンの力強い音に感動しながらアクセルを踏んだ感覚は今まで乗った他の車にはない特別な物だった。
Audi R8はベースグレードでさえ400馬力を超えるそのパワーは今から10年以上も前に発表された車とは思えない程完成度が高く感じた。
もちろん私が数多くのスーパーカーを乗ったという経験があるわけではないので、上には上がいるのは百も承知だが、その時は少年のように感動できた瞬間だった。
一度アクセルを踏み込めばどこまでも加速していってしまいそうな迫力があるにも関わらず、安定感は抜群で全く恐怖を感じず、逆に車との一体感が強く安心してハンドルを操作することができた。
まさに人馬一体とはこのことかと思った。
Audi R8がクラウンに思えるくらいランボルギーニ・ガヤルドの乗り心地は男らしいみたいなので姉妹車でどれだけ違うのか、いつかランボルギーニ ・ガヤルドに乗ってみたい。