ミニクーパー試乗|軽快さが気持ちいい

ミニクーパー試乗|軽快さが気持ちいい

今回はミニクーパーに試乗させていただくことができた。

ミニクーパーといえば1959年の発売開始から今に至るまで60年以上もの歴史があるブランドであり2000年まではローバーミニそして2001年以降はBMWの傘下となりBMWミニとして今なお人気のブランドだと思う。(実際にはローバー社は1994年にBMWの傘下になっている。2001年から差別化をはかるためにBMWミニと呼ぶようになった。)

特にその可愛さから女性受けも良くミニ正規ディーラーの店員さんも女性のオーナーさんも多いと言っていました。

個人的にもイギリス車のお洒落な感じと品のある高級感が好印象なブランドです。

ローバーミニの時代のミニをクラシックミニと言ったりし、世界中にファンがいて今尚も人気の車であるところにミニの愛嬌の良さのようなものを感じました。

そんなミニの今回はミニクーパー3ドアモデルを試乗させていただきました。(写真は5ドア)

ミニクーパー試乗|軽快さが気持ちいい

モデル・グレード MINI ONE 3DOOR MINI COOPER 3DOOR MINI COOPER D 3DOOR MINI COOPER S 3DOOR MINI COOPER SD 3DOOR MINI ONE 5DOOR MINI COOPER 5DOOR MINI COOPER D 5DOOR MINI COOPER S 5DOOR MINI COOPER SD 5DOOR
排気量 1498cc 1498cc 1496cc 1998cc 1995cc 1498cc 1498cc 1496cc 1998cc 1995cc
エンジン 直列3気筒DOHCツインターボ 直列3気筒DOHCツインターボ 直列3気筒DOHCディーゼルツインターボ 直列4気筒DOHCツインターボ 直列4気筒DOHCツインターボ 直列3気筒DOHCツインターボ 直列3気筒DOHCツインターボ 直列3気筒DOHCディーゼルツインターボ 直列4気筒DOHCツインターボ 直列4気筒DOHCツインターボ
最高出力 102PS/3900rpm 136PS/4500rpm 116PS/4000rpm 192PS/5000rpm 170PS/4000rpm 102PS/3900rpm 136PS/4500rpm 116PS/4000rpm 192PS/5000rpm 170PS/4000rpm
最大トルク 190Nm/1380-3600 220Nm/1480-4100rpm 270Nm/1750-2250rpm 280Nm/1350-4600rpm 360Nm/1500-2750rpm 190Nm/1380-3600 220Nm/1480-4100rpm 270Nm/1750-2250rpm 280Nm/1350-4600rpm 360Nm/1500-2750rpm
ミッション 6速MT/7速DCT 6速MT/7速DCT 6速AT 6速MT/7速DCT 6速AT 7速DCT 7速DCT 6速AT 7速DCT 6速AT
駆動輪 FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
全長×全幅×全高 3835×1725×1430mm 3835×1725×1430mm 3835×1725×1430mm 3860×1725×1430mm 3860×1725×1430mm 4000×1725×1445mm 4000×1725×1445mm 4000×1725×1445mm 4015×1725×1445mm 4015×1725×1445mm
燃費 17.9km/L|17.8km/L 17.4km/L|17.7km/L 23.9km/L 15.1km/L|16.4km/L 23.8km/L 17.5km/L 16.3km/L 23.9km/L 16.4km/L 23.8km/L

ミニクーパー3ドアモデルを試乗してまず最初に感じたのはやっぱりBMWミニになってからのミニクーパーの軽快さが何とも心地よく感じ、車両が非常にコンパクトなので狭い道路でも何でも何処にでも連れて行ってくれる感じがした。

そしてスポーティーな中にも安定感があり、普段あまり運転しない方でも緊張せずに運転できる良いサイズ感だと思う。

また最近の車は大きくなる一方なのでこうしたコンパクトカーに乗るとなんか安心する。

ただ個人的にはステアリングがちょっと重たいかなと感じた。

そこに関しては好みの部分がだいぶあると思うが、もう少し軽くて切れやすい方が良いなという印象を受けた。

といっても強いて言うならこれくらいしか言えるところがないくらい車は良かったと思う。

コンパクトであり、エンジンも1.5リッターの3気筒と小さいにも関わらず60キロ近くまでは平気で出るし低回転からトルクが効いてくるので高速での合流もそんなに頑張らなくてもすぐ加速して合流できるなと運転してて想像できた。

コンパクトカーだとエンジンもあまり大きくなく、燃費を上げるために出力を下げたりしている車も多いが、このミニクーパーは燃費をある程度確保した上でしっかり加速してくれるので運転しやすかった。

店員さんいわく足回りの部品などもBMWと共通のものを使うことがあるらしく、コンパクトカーながらしっかり走る感じはそこから来るのかと思った。

そういうスポーツ性能をしっかりとさせてくるところにBMWグループのらしさを感じた。

また今回のマイナーチェンジを受けて今まではコンパクトカーのカテゴリーで言わば一般大衆向けの小型車だったのだが、今回からプレミアムコンパクトにして車格をワンランク上げたらしい。

そうすることでライバルはアウディ・A1などになってくるが、そこと勝負してもそんなに劣ってる感はなくちゃんとプレミアムコンパクトとして作られてるなという印象を受けた。

また車内は飛行機のコックピットを意識して作られており、エンジンの始動がトグルスイッチでスイッチオンにするところに遊び心を感じた。

そして後ろのテールランプも英国の国旗🇬🇧になっており、ただ高級感を出すだけではなくいたるところに遊び心があるのがミニのお洒落な感じをさらに引き上げてくれていて、乗ってるこっちまでお洒落な気持ちにさせてくれる車だった。

最近の車は自動運転などの先進技術がすごく目を見張るばかりだが、こうしたミニのような先進技術だけでなく遊び心ある車に乗ると本来の車を所有することの喜びを感じさせてくれる数少ない車の1つだと感じさせられた。

まとめ

ローバーミニの時代から60年経ってなおも人気があるのにはちゃんとした訳があり、1959年に発売開始させると欧州の狭い道やコンパクトながらエンジンを横置きにしたことで荷室の空間を大きくし、なお効率の良いエンジンは当時の自動車としては技術的にも進んだものだった。

そこにモータースポーツ界の伝説と言われていたジョンクーパーがミニのポテンシャルに目をつけると、レースに出てもそのハンドリングの良さと迫力のある走りで数え切れないまでの勝利を収めた。

そうしたこともあって世界中のセレブがミニのファンになり、クラシックミニは今でも人気がある。

そしてそこにBMWが買収して、傘下にしたことは僕的にはベストマッチの組み合わせだと思う。

ミニクーパーのゴーカートフィーリングと呼ばれたドライビング性能にBMWのようなスポーティーなメーカーが交わるとこによって互いの長所が融合でき良い車ができると期待してしまう。

またBMWグループになったことで顧客の幅も広がったと思うし、最近は販売台数を年々伸ばしており、BMWグループは4年連続でグループ合計で日本一の販売台数を誇る。

こうした人気に実績の加わってきたブランドがこれからどういう車を作ってくれるのか非常に楽しみである。

BMW・5シリーズ試乗の記事も参考に。

*諸元表は参考までに。